TOPPAN株式会社 様

網羅性と制限性を自動化で担保。
設計書精度も高める新しいテストの形。

網羅性と制限性を自動化で担保。
設計書精度も高める新しいテストの形。
企業名 TOPPAN株式会社
業種 情報・印刷ソリューション事業
従業員数 約10,000名(2025年3月末時点)
導入範囲 デジタルソリューション(文書管理システム)
期間 2024年1月~

文書管理のSaaS製品の開発・保守を担う部門が、従来の人手に依存したテストからの脱却を目指し、Esplatを導入しました。「設計書をインプットしテストを自動生成・実行できる」という特⾧を高く評価し、導入を決定。これにより、1~2日かかっていたリグレッションテストが20分に短縮され、設計書の精度向上やエビデンスの自動取得といった副次的な効果も実現しました。「発展途上でも始める価値がある」と語る担当者の言葉どおり、品質を最優先としながら効率的な開発体制を築く取り組みが進んでいます。

導入の決め手
人手依存から脱却し効率化
テスト工数
リグレッションテストを1~2日から、20分に短縮
品質向上
設計書精度の向上と不備の早期発見

導入の背景

導入前の課題

  • 小規模改修でも全体のリグレッションテストが必要で、多くの工数が必要になることに課題を感じていた。
  • 人手依存のテストは打鍵ミスや抜け漏れが避けられず、工数と品質の両面で不安定さを抱えていた。
  • 担当者ごとのスキル差により、テスト品質が均一化できず、属人化による 再現性欠如が課題となっていた。
  • 限られたリリース期間で確実な検証が求められる中、従来の手法では納期遅延リスクを抱えていた。

選定のポイント

  • 設計書を入力すれば網羅的なテストを自動生成できる点を高く評価し、属人化を解消できると判断した。
  • 実行すれば短時間でリグレッションテストを完了でき、「安心してリリースできる基盤」として有効と考えた。
  • 限られた期間でも効率的にエビデンスを取得し、再現性ある検証を実現できると見込んだ。
  • 新しい取り組みながら、早期に効果を発揮できるポテンシャルを感じた。

導入効果

定量

  • リグレッションテストに要していた1~2日分の工数が、20分程度に短縮。 限られたリリース期間でも追加負担無く対応できるようになった。

定性

  • 安心感の獲得:「実行すれば終わる」仕組みにより、リリース直前に全テストを やり切れない“怖いリグレッション”から解放された。
  • 設計書精度の向上:シナリオ作成を通じて設計書の漏れを発見でき、結果として ドキュメント精度が向上した。
  • 属人化の解消:担当者のスキル差や打鍵漏れに依存せず、再現性あるテストを 安定的に回せるようになった。
  • 心理的安全性の向上:短期間で効果を実感できたことにより、現場メンバーの 不安が減り、安心してリリースに臨める体制が整った。
  • 説明責任の強化:エビデンス出力が自動化され、証跡を確実かつ効率的に残せるようになった。 その結果、レビューや説明責任に耐えうる体制を整備できた。

お客様の声

“自動化の一歩が、品質と効率の新しい基準をつくる”
— TOPPANのテスト変革ストーリー

TOPPANエッジでは、SaaS基盤を担う開発部門において、人手によるテストを中心に進めてきましたが、その効率化と標準化が大きなテーマとなっていました。小規模な改修でも全体のリグレッションテストが必要となり、時間的な制約や担当者依存による品質のばらつきが課題でした。 Esplat導入後は、設計書を起点にした自動テストで検証を効率化。これまで1〜2日を要していたリグレッションテストが20分程度に短縮され、計画的で安定したリリースが可能になり、シナリオ作成の過程で設計書の精度が高まったことで、品質向上と心理的な安心感の双方を実現。「発展途上でも始める価値がある」と担当者が語るように、取り組みを通じてリグレッションテストの標準化が進み、現場に新しい開発文化が根付き始めています。

お話を伺った方

田丸 太朗
田丸 太朗 様

TOPPAN株式会社

情報ソリューションBU
セキュアDX事業部
システム開発本部
DX開発部 製品開発チーム

田中 千聖
田中 千聖 様

TOPPAN株式会社

情報ソリューションBU
セキュアDX事業部
システム開発本部
DX開発部 製品開発チーム

※本欄に記載の役職員の方の所属・役職などは原稿作成当時のものです。現在、異動や変更となっている場合がございます。

ご担当の業務や役割を簡単に教えてください。

田丸様(システム開発本部 DX開発部 製品開発チーム): 私の所属部署は、弊社が提供するデジタルソリューションの中核を担い、文書管理サービスをはじめとするSaaS製品の開発・保守を担当しています。特徴的なのは、個別のお客さまごとに対応ではなく、広く使える“基盤”を作ることをミッションとしている点です。社内で共通に活用できる仕組みを用意し、スピードと品質の両立を図るのが役割です。設計から実装、保守までのサイクルを回しながら、再利用可能なアーキテクチャーや運用標準を整備し、事業全体の効率を底上げすることを目指しています。

Esplat導入を決定されたとき、率直にどう感じましたか?

田丸様 : 初めてのEsplatの導入でしたので、慣れるまでに時間がかかるだろうという不安は正直ありました。ノウハウを蓄積するにも試行錯誤が必要になるだろうと。ただ、実際に動かしてみると、リグレッションテストに対する心理的な負担が大きく軽減されました。「実行さえすれば終わる」という安心感は非常に大きかったです。特にリリース前のテストで、プログラムの差異ではなく、ステージング環境と本番環境の設定の違いを検知できたのは大きな成果でした。人手では見落としがちな部分をカバーできると実感しました。

田中様(システム開発本部 DX開発部 製品開発チーム): 私自身は、最初「自動」という言葉に半信半疑でした。結局は人手がかかり大変なのではないかと思っていましたが、実際に使ってみると想像以上にスムーズで驚きました。最初は戸惑う場面も多かったのですが、担当の方に細かいことまで気軽に質問できたことでハードルを乗り越えることができました。

導入前に「これが改善されるといいな」と思っていた点はありましたか?

インタビュー画像

田丸様: 従来の人手によるテストでは、常に時間的な制約に追われていました。小さな文言変更や軽微な改修であっても、原則としてすべてのリグレッションテストをやり切る必要があるのですが、スケジュールがひっ迫するとどうしても省略せざるを得ない場面がありました。そのたびに「品質を高めたい一方で効率も求められる」という二律背反に直面し、葛藤していたのです。特に業務システムは入力項目が多く、組み合わせも膨大なため、人手で網羅し切るのは現実的に困難でした。その結果、打鍵漏れや考慮漏れが起きやすく、テストの網羅性や再現性をどう担保するかが大きな課題でした。実際、確認不足から後工程で手戻りが発生するケースもあり、現場としては「いかに抜け漏れ無くチェックできるか」が切実なテーマでした。こうした状況を踏まえて、テストの自動化によって繰り返し作業を機械に任せることで、ヒューマンエラーを減らし、一定水準の品質を安定的に担保できるのではないか、という強い期待を抱いていました。

現在の運用の中で、Esplatに触れた印象や導入効果の予想・実感は?

田丸様: 一番大きな効果は工数削減です。これまで1~2日かけていたリグレッションテストが、現在では20分程度で完了しています。また、シナリオを作成する過程で設計書の漏れが見つかるなど、ドキュメントの精度が向上する副次的な効果もありました。

田中様: 設計書を見直す中で不備を発見できたのは想定外でしたが、結果的に品質が高まったのは大きな収穫です。導入前は不安もありましたが、いまでは現場に定着し、欠かせない仕組みになっています。

今後、実際に現場で利用していく中で期待している変化はありますか?

田丸様: 現状ではリグレッションテストを中心に活用していますが、今後はより多くの領域で“使い倒す”ことで、生産性全体の底上げにつなげたいと考えています。特に、シナリオ作成を通じて設計書の不備が洗い出せることがすでに効果として現れているため、設計書の最新化や統制の仕組みが自然に回り始めれば、品質保証全体を支える基盤としてさらに有効に機能すると期待しています。

田中様: 自動化を前提にしたプロセスが現場に定着すれば、リリース直前に「全部はやり切れないのでは」という不安が大幅に軽減されるはずです。すでに運用の中で品質向上を実感できていますが、リグレッションテストが当たり前のように実行される状態になれば、チーム全体の心理的安全性も高まり、安心して開発を進められる体制が整うと考えています。

現段階で「こうなるともっと便利そう」という改善要望はありますか?

田丸様: UIはもう少し使いやすくなってほしいと思います。また、実行中に端末が専有されてしまうので、同時実行や分散実行ができると業務がさらに効率化します。加えて、パスワードのセルフリセット機能があれば実務に直結して便利だと思います。

田中様: 設計書の管理については、EsplatとGitで二重管理になってしまう点が課題です。Git連携が進めば一元化でき、かなり楽になりますね。また、WebDriverの更新作業が手間なので、自動更新機能があればありがたいです。

青田(アミフィアブル BI部): ヘッドレス実行やキュー投入による順次実行、Git連携の強化などを進めています。さらにExcelアドインの構想や、MarkdownやFigmaとの連携、Gitからの一括登録も開発中です。検証対象をオン/オフできる仕組みや要件との整合チェックも強化しており、より柔軟で効率的な運用を実現できるよう準備しています。

同じ立場の担当者に向けて、導入するとどう変わるかメッセージをください。

田丸様: まだ発展途上の部分はありますが、それでも取り組む価値は十分にあります。何もしなければ効率化は望めません。Esplatのようなツールを導入することで、生産性は確実に向上し、従来抱えていた“リグレッションテストへの不安”からも解放されます。さらに、シナリオ作成を通じて設計書の精度も自然と高まり、想定外の副次効果も得られます。まずは一歩を踏み出し、ツールを使いこなしていくことが成果につながる最短ルートだと感じています。

田中様: 導入前は正直、半信半疑でした。しかし、実際に運用を始めると想像以上にスムーズに回り始めました。特に、疑問点を気軽に相談できる体制があったことでハードルも乗り越えられました。今では「やって良かった」と心から思っていますし、同じ立場の方にも安心しておすすめできる取り組みだと感じています。

インタビュー画像

写真左から:
アミフィアブル株式会社 BI部 青田 享
TOPPAN株式会社
 情報ソリューションBU セキュアDX事業部 システム開発本部
 DX開発部 製品開発チーム 田丸 太朗 様
TOPPAN株式会社
 情報ソリューションBU セキュアDX事業部 システム開発本部
 DX開発部 製品開発チーム 田中 千聖 様
アミフィアブル株式会社 AIビジネスセンター 黒木 美絵

企業名 TOPPAN株式会社
業種 情報・印刷ソリューション事業
従業員数 約10,000名(2025年3月末時点)
導入範囲 デジタルソリューション(文書管理システム)
期間 2024年1月~

CONTACT