株式会社SBI証券 様

“ワンチーム体制”で日次リリースを支える
品質基盤を構築
Esplat導入で属人性の解消と安心感を実現

“ワンチーム体制”で日次リリースを支える
品質基盤を構築
Esplat導入で属人性の解消と安心感を実現
企業名 株式会社SBI証券
業種 証券業(金融商品取引業)
従業員数 997名(2025年3月末時点)
導入範囲 顧客向けウェブサイト
期間 2024年5月~

SBI証券では、毎月20件以上の本番リリース、さらにテスト環境での1日2〜3回のリリースが常に発生しており、リリースごとに必要となる「リグレッションテスト」の負荷が大きな課題でした。
こうした状況を打開するため導入されたのがEsplatです。スモールスタートから改善を積み重ね、SBI証券社員とアミフィアブルが“ワンチーム体制”で取り組んだ結果、
リグレッションテストの自動化が実現。属人性を排し、運用の安定性と品質への安心感を確立しました。

導入の決め手
“ワンチーム体制”で日次リリースを支える基盤を構築
テスト工数
リグレッションテストを日次自動化し工数を大幅削減
品質向上
リグレッションテストを迅速・網羅的に実施。安心感と確実性を担保

導入の背景

導入前の課題

  • 「顧客中心主義」「ゼロ革命」といった経営方針のもと、品質とスピードを両立させる仕組みが急務となっていた。
  • 開発案件が常に並行し、テスト環境では 1日2〜3回のリリース が発生するため、環境の安定運用の負荷が非常に高かった。
  • リリースのたびに実施するリグレッションテストが膨大で、人手依存では抜け漏れや遅延のリスクを抱えていた。
  • 繰り返し行うリグレッションテストにおいて特定のメンバーに工数が集中していた。

選定のポイント

  • 設計書をインプットにテストケースを自動生成できる仕組みを高く評価し、スキル差に左右されない検証体制が確立できると期待した。
  • 網羅性と再現性を担保する仕組みにより、品質の安定化とリリース前の安心感を確保できると考えた。
  • シナリオとデータの分離設計によって再利用性が高まり、複数案件やリリースに柔軟に対応できる点を重視した。
  • 「できるところから始め、ツールを共に育てていく」というスタンスに合致し、プロジェクト全体を支える基盤として活用できると確信した。

導入効果

定量

  • リグレッションテストを日次で自動実行できるようになり、担当者のスキル差に左右されない安定的な検証体制を確立した。
  • 繰り返し作業にかかっていた負荷が大幅に軽減され、リリース前の確認作業が効率化。リグレッションテストを広範囲かつ迅速に行えるようになり、運用上の安心感が向上した。

定性

  • 業務の標準化と再現性の高い品質保証を実現。
  • 並行開発の複数案件に対しても日次で検証が可能となり、リリース判断のスピードと確実性を両立。
  • 本番リリース前における影響確認の網羅性が高まり、品質確保の観点から大きな前進を実感。
  • 「ワンチーム体制」による改善活動を通じ、ツールが現場に自然に定着。運用への安心感と組織的な一体感が高まった。
  • 「完璧なツールを導入する」のではなく「成長させていく」というスタンスが根付いたことで、現場に柔軟に適応できる持続的な品質基盤を確立。

お客様の声

“繰り返し作業”は自動化に任せ、人は品質と戦略へ                ― SBI証券のEsplat活用事例

SBI 証券は国内初の総口座数 1,400 万(25年3月時点)を突破し、急増する開発案件と日次リリースが常に発生する中、環境の安定運用の負荷が大きな課題となっていました。 とりわけ「リグレッションテスト」にかかる人手と時間は膨大で、属人性による品質のばらつきも避けられません。 そこでEsplatを導入し、リグレッションテストを日常的に自動化。 “ワンチーム体制”で運用改善を重ねることで、安定した品質基盤と現場の安心感を獲得しました。

お話を伺った方

趙 文植
趙 文植 様

株式会社SBI証券

システム部門 担当

※本欄に記載の役職員の方の所属・役職などは原稿作成当時のものです。現在、異動や変更となっている場合がございます。

ご自身の担当業務や役割を教えてください。

趙様: 私は現在、SBI証券のシステム部門にて、業務システム全体の保守・改善や自動化の推進を担当しています。特にリグレッションテストの仕組みづくりや案件ごとのテスト効率化に注力し、品質とスピードの両立を目指して取り組んできました。近年は、複数の開発案件が並行して進行する中で、環境の安定運用の負荷をいかに軽減するかが重要な課題となっています。
その解決策の一つとして、私はEsplatの導入・展開を主導しました。単なるツール導入にとどまらず、現場の業務特性に合わせて活用の仕組みを整え、継続的に改善していくことを意識しながら、品質基盤として根付かせてきました。

Esplat導入が決まったとき、率直にどう感じましたか?

インタビュー画像

趙様: 環境の安定運用における負荷が非常に高く、特に繰り返し発生するリグレッションテストを自動化したいという現場の声は以前から強くありました。そのため、Esplatの提案を聞いたときには「ぜひ使ってみたい」という気持ちが大きく、不安よりも期待の方が勝っていたのを覚えています。
実際にPoCを進める中で、単なる概念検証にとどまらず、実運用でも十分に活用できる可能性が見えてきました。現場の課題に即した形で自動化を進められると実感できたことで、導入検討を前向きに進める後押しとなりました。

導入前に抱いていた期待はありましたか?

趙様: SBI証券は創業以来「顧客中心主義」を掲げ、顧客本位の業務運営を徹底してきました。2023年には株式売買手数料を完全に無料化する「ゼロ革命」を開始し、3,000万口座の達成に向けてサービス拡充を進めています。こうした経営方針のもと、システム開発でも業務部門のニーズを起点としたプロジェクトが多く、非常に速い開発サイクルが求められる環境にあります。
私が担当しているシステムでは、毎月20件以上の案件が本番リリースされ、テスト環境では1日あたり2〜3回以上のリリースが発生することもあります。複数案件が並行して進む大規模な構成の中で、リリースのたびに「リグレッションテスト」を行う負荷が極めて高い点が大きな課題でした。そのため、Esplat導入によってこの負担を軽減し、確実に品質を担保できる仕組みを整えたいと強く期待していました。

実際に使ってみて、最初に感じたことは何ですか?

趙様: 当初は「できることから始め、段階的に活用する」というイメージで導入しました。多くの自動テストツールが既存機能の範囲で利用する前提になっているのに対し、Esplatはユーザーの声を受けて機能改善を積み重ねてくれる点が印象的でした。結果として、「用意された機能を使う」から「実現したいことに合わせてツールを成長させていく」という発想へと切り替わっていきました。
スモールスタートから実運用を経て、Esplatは汎用的かつ実用的な自動化基盤へと進化しました。セキュリティやインフラ要件に柔軟に対応できる設計で、社内イントラネット内で安全にデータを管理できるのも安心材料です。さらに「シナリオとデータの完全分離」という設計思想により、複数パターンの操作や結果検証を効率的に行えるようになり、継続的な改善を通じて再利用性の高い仕組みを構築することができました。これはまさに、SBI証券社員とアミフィアブルが一体となった“ワンチーム体制”の成果だと実感しています。

導入後の変化(期待との比較)について教えてください。

趙様: 導入前に期待していた「属人性の解消」は、まずリグレッションテストの自動化によって大きく前進しました。日次で安定的にテストを回せるようになり、担当者のスキル差に左右されない検証体制が確立されたことは大きな成果です。また、画面遷移や表示パターンの確認が定型化されたことで、複数案件が並行する中でも安心してリリースできる環境が整いました。
特に効果を実感したのは「リグレッションテスト」の部分です。これまでは時間と人手をかけていた作業を、毎日の自動実行で確実に担保できるようになり、本番リリース前の変更確認も迅速かつ網羅的に行えるようになりました。その結果、運用の安定性が増すだけでなく、品質確保の観点からも大きな前進となっています。

改善要望や今後の期待を教えてください。

趙様: 現時点でも大きな成果を実感していますが、さらに活用の幅を広げていきたいと考えています。特にAIを活用したシナリオ生成や、検証結果の自動判断といった機能が実現すれば、テスト設計から実行・確認までを一層効率的に進められるはずです。
また、今後実装予定と伺っているデータ自動生成やレコーディング機能、DB検証機能にも大きな期待を寄せています。これらが加わることで、より広範囲な業務においてEsplatを基盤とした自動化を定着させ、開発部門と連携しながら一段高い品質保証体制を築いていきたいと考えています。

同じ立場の担当者に向けて、導入するとどう変わるか、メッセージをお願いします。

趙様: 完璧なテストツールは存在しません。Esplatの特長は、現場の声を取り込みながら成長していける点にあると思います。最初からすべてを任せるのではなく、できるところから段階的に始めたことで、自然と現場に定着していきました。大事なのは、ツールを使いこなすというよりも、チームと一緒に育てていく姿勢だと感じています。
アミフィアブルの担当者とは、常に現場の状況を共有しながら進めることができました。課題に対して一緒に検討し、「こうした方がより実用的ではないか」といった意見交換ができたのは大きかったです。協議を重ねる中で視点が広がり、運用への安心感につながりました。導入を検討される方には、Esplatを“ワンチームで成長させていける基盤”として捉えることをおすすめします。

インタビュー画像

写真左から:
アミフィアブル株式会社 BI部 齊藤 勝紀
アミフィアブル株式会社 AIビジネスセンター 黒木 美絵
株式会社SBI証券 システム部門 担当 趙 文植 様
アミフィアブル株式会社 BI部 炭谷 大樹

企業名 株式会社SBI証券
業種 証券業(金融商品取引業)
従業員数 997名(2025年3月末時点)
導入範囲 顧客向けウェブサイト
期間 2024年5月~

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